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足の疾患 あしのしっかん

足は起立・歩行といったヒトの基本的な運動に直接的に関わる器官であり、健常な足の機能を維持することはQOLを高めるためにも大切で、ヒトの健康維持に大いに関わっています。

体外衝撃波疼痛治療 たいがいしょうげきはとうつうちりょう

体外衝撃波疼痛治療は足底筋膜炎などの腱付着部症で悩む方のために、当院が北陸地方で先駆けて導入した最新最先端の治療法です。 ヨーロッパを中心に普及し、多くの疼痛性疾患の除痛を目的とした治療に応用されています。欧米ではスポーツ選手を中心に、低侵襲で安全かつ有効な治療法として使用されています。当院では、デュオリスSD1(ストルツメディカル社)体外衝撃波装置を完備しています。  現在のところ、体外衝撃波疼痛治療の保険適応は難治性の足底腱膜炎のみですが、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)、アキレス腱付着部炎や肩関節石灰性腱炎などの慢性腱障害、疲労骨折や骨折遷延治癒も国際衝撃波治療学会(ISMST)では治療対象としています。  非連続性の圧力波である衝撃波を皮膚の上(体外)から患部に照射する方法で、痛みを感じとる自由神経終末という部分を変性させ、痛みを伝える物質を減少させたり、組織再生因子の増加や血管の再生を促進させたりすることで慢性的な痛みを改善する治療です。

外反母趾 がいはんぼし

外反母趾は進行性の病気のため、経過と共に徐々に悪化し、高齢になるほど変形の程度は強くなります。外反母趾の変形の治療は手術によってのみ可能ですが、痛みはインソールや外反母趾パッドを着用することで軽減できます。

捻挫の後遺症 ねんざのこういしょう

足関節捻挫の約20~40%に痛みが残るという報告があります。痛みの原因として、①足関節前方インピンジメント症候群 ②距骨骨軟骨損傷 などが考えられます。